備えあればうれし泣き新宿
「ボクどこにいるか、わかる~?」
もし地震などの災害に合ったらどうしよう? この街の安全って?
みなさんは不安に思ったことはありませんか?
備えあれば憂いなし、それどころか、うれし泣きしてしまう!
ということで、“びちくん”といっしょに、新宿区の安全・安心を探していきます。
今回は、災害に備えて、様々な機能をもっている、富久さくら公園を視察してきました。
2009年にできたばかりのまだ新しい公園
緑の多い公園です。
東京医科大学からほど近くにある、富久さくら公園は、2009年にオープンした新しい公園。
芝生の広いスペースやビオトープ、健康遊具、子どもたちに人気の総合遊具などがあります。
公園の北側には、名前のとおり、立派な桜の木(ソメイヨシノ・推定樹齢70年)があり、毎年春には美しい花を咲かせてくれます。
公園の中にはきれいな花もいろいろ植えられています。
公園北側にある、大きな桜の木。
この日も木陰で過ごしている人が何人もいました。
「いざ」というときに変身するベンチ
なんのことはない、普通のベンチですが…
見る限り、整備された普通の公園なのですが、いざというときにはとっても頼もしい活躍を見せてくれるつくりになっているのです。まずはこのベンチ。
椅子の部分を開けると、このとおり!
大きなかまどになっています。
かまどさん、頼りにしてるよ。
災害時には、このかまどでお湯を沸かしたり調理をすることができます。
震災時には、温かい食べ物や飲み物をとれないことが多く困ったというニュースもあっただけに、大きなかまどは頼りになりますね。
「いざ」というときに、トイレに変身!
えっ、ここでするの!?
そしてこちらは、なんということもないマンホールのフタ、のようですが、これが災害時にはトイレになります。
「ええっ、ここでするの?」
なんて驚かないで。
ちゃんとトイレらしくなるんですから。
マンホールのフタをあけて簡易トイレを設置すれば…
もちろんひとつずつ個室のテントが作られます。
ご安心ください。
ふぅ…間に合った。
って、びちくんだめだめ!
これは災害時用なの!
通常はこちらのトイレをお使いくださいね。
地域のアイデアで作られた公園
上記以外にも、100トンの耐震性防火貯水槽など、災害時に役立つ設備が備えられていますが、あくまでもここは「公園」。地域のコミュニケーションの場所です。
富久さくら公園は、周辺7町会の有志約30名が結成した「富久公園を考える会」が、公園デザインのアイデアを出し合い、意見を重ねてつくられました。同会は、今後も公園サポーターの中心となって区とともに維持管理を行っていくことになっています。
公園内の掲示板には情報が満載!
みんなで作った公園を大事にしたい気持ちが小さなたて看板に表れています。
もちろん公園としての役割も!
さて、防災設備をみたあとは、公園で遊ぼう!
ここには、子供用の遊具だけではなく、健康維持に役立つものもあり、幅広い年代の方が利用できます。
「ちょいトレ ぐるぐる」
ぐるぐる回して腕と肩を動かしてみましょう
びちくん、回しすぎ。
トレーニングもほどほどに。
きゃほー!
すべり台たのし~~~!
えへへ、ブルドーザーにも乗っちゃうんだ。
池の中には金魚さんもいたよ!
次はブランコ。
帰りたくないよぅ~
この日も公園には、砂場や遊具で遊ぶ親子連れ、ベンチで本をよむ若者、ウォーキングで体力づくりのおじいさん、のんびりお昼寝モードのサラリーマンなど、あらゆる年代の方が見られました。
普段から親しんでいる公園が、いざというときにも頼りになるというのは、本当に心強いですね!
富久さくら公園新宿区富久町21
(都営新宿線曙橋駅より徒歩約14分)
電話番号 03-3209-1111(新宿区役所代表)